何点あれば入れるのか?指数ボーダーの実態
100・105・107などの点数ごとの実際の入園ラインを解説。
何点あれば入れるのか?指数ボーダーの実態
世田谷区の保育園に入るために、保育指数は何点必要なのか──これは多くの保護者が最初に知りたいことのひとつです。2025年4月の入園実績データをもとに、年齢別・地域別の指数ボーダーの実態を解説します。
① 全体像:105点が入園の実質ボーダー
全体の40.7%(1,799人)が「105点」で入園しており、これは全指数帯の中で最大のグループです。次いで「107以上」が36.9%(1,631人)、「106点」は6.6%(290人)と少数です。
結論:0歳・1歳入園のボーダーは「105点」
2025年4月入園では、0歳クラス・1歳クラスの入園者の約53%が「105点」でした。105点があれば競争に参加できる状態、106点以上あれば大きなアドバンテージになります。100〜104点では入園は難しい地区が多いですが、不可能ではありません。
2025年4月入園者 指数分布(全区 4,415人)
出典:世田谷区「4月入園児童の選考指数分布」(令和7年4月)
② 年齢クラス別の違い
年齢クラスによって指数の意味が大きく異なります。特に重要なのは0歳・1歳と、2歳以降の違いです。
| 年齢クラス | 入園数 | 100-104点 | 105点 | 106点 | 107点以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 0歳 | 1,412人 | 3.5% | 53.8% | 2.1% | 32.7% |
| 1歳 | 1,757人 | 2.8% | 52.3% | 6.1% | 34.8% |
| 2歳 | 481人 | 15.4% | 21.6% | 14.8% | 36.6% |
| 3歳 | 604人 | 18.5% | 2.2% | 11.9% | 51.7% |
| 4歳 | 108人 | 43.5% | 1.9% | 5.6% | 37.0% |
0歳・1歳クラス:105点が標準的な入園ライン
入園者の約53%が105点で、育休明けの両親フルタイム世帯が多数を占めています。106点はわずか2〜6%にとどまり、100〜104点での入園は3〜4%と少数ですがゼロではありません。
⚠️ 100〜104点で申し込む場合
100点(両親フルタイム・育休未取得)や102点(両親フルタイム+兄弟加点)など、100〜104点での申込は定員に余裕がある小規模施設・新設園・郊外エリアを中心に検討することが現実的です。
2歳クラス:105点の優位性が下がる
2歳は入園枠481人と少なく、107点以上が36.6%と高めです。一方で100〜104点も15.4%あり、0歳・1歳ほど「105点一強」ではないのが特徴です。
📌 3歳以上は別の選考ルールが適用されます
3歳以上クラスは在園児の持ち上がりや幼稚園などとの競合で、入園者の51.7%が107点以上と高めです。また100〜104点が18.5%と高いのは、2歳クラスを修了した小規模保育卒の子どもが優先利用される仕組みが関係しています。0〜1歳の申込と同列に比較することは避けてください。
③ 地域による差異
5地域のデータを見ると、指数の分布は地域によってさほど変わりません。「105点の壁」はどの地域でも同様に存在します。
| 地域 | 入園数 | 100-104点 | 105点 | 106点 | 107以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 世田谷 | 1,216人 | 7.5% | 40.8% | 6.3% | 36.5% |
| 北沢 | 704人 | 8.2% | 40.3% | 8.9% | 35.2% |
| 玉川 | 1,016人 | 7.6% | 41.7% | 6.6% | 36.4% |
| 砧 | 891人 | 8.4% | 39.3% | 6.1% | 39.6% |
| 烏山 | 588人 | 7.0% | 41.7% | 4.9% | 36.7% |
どの地域でも105点が39〜42%を占め、107以上が35〜40%を占めます。砧地域は107以上が39.6%とやや高めです。地域差よりも、園ごとの倍率差のほうが入園可否に大きく影響します。
④ 107点以上の内訳
入園者の約37%を占める「107点以上」は、以下のようなケースが含まれます。
- ひとり親家庭(基本指数に加点)
- 障害のある保護者(調整指数)
- 兄弟が同一園に在籍(調整指数)
- 多胎児(調整指数)
- 育児休業からの復職で指数が上がるケース(育休明け加点)
- 区外転入など一定のケース
💡 107点以上の実態について
107点以上のグループ内でも指数は分散しています。107点・108点のような「1〜2点の加算」から、障害・ひとり親などで大きく加算されるケースまでさまざまです。107以上だからといって必ず入れるわけではなく、特に人気園の1歳クラスでは107点でも不承認となる場合があります。
まとめ
- ・0歳・1歳の実質ボーダーは「105点」。全入園者の約53%が105点です。
- ・106点は少数(0歳2.1%、1歳6.1%)。105点と106点の差は小さいものの、106点以上はアドバンテージになります。
- ・100〜104点でも入園している例はあります(0歳3.5%、1歳2.8%)。激戦区を避ければ可能性はあります。
- ・3歳以上は別の選考ルールが適用されるため、0〜1歳と同列に比較しないことが重要です。
- ・地域による差より、園ごとの倍率差を確認することが重要です。
出典:世田谷区「令和7年4月入園児童の選考指数分布」(令和7年4月公開)。本記事のデータは2025年4月実績であり、毎年度の傾向を保証するものではありません。